大相続時代はひとごとでしょうか?(1)

超高齢化社会をこれからむかえ、年間50兆円の遺産が相続の対象になると言われています

 

相続を受ける側は親からのありがたい贈り物となる可能性もありますが、煩雑な手続きが必要となるうえ遺族間の争いに発展すること

も多く、生前の準備が後のカギとなります

 

生前の準備としてまず、手始めに資産の全体像を一覧表にまとめておくことをお奨めします

 

といいますか、残される家族のことを考えるなら、必ずやっておくべきです

 

『肉親の死後、遺産分割協議のため、どこにいくらの資産があるのか家中を探し回らなければならなかった』などよくある話であり

 

特に借金や他人の借金の保証人になっている場合などは、必ずわかる様にしておかなければ、遺族がそのことを知らずに単純に相続してしまい、保証債務を背負うなど大変な苦労を強いられるといった

 

ことも少なくありません。

(相続する資産よりも借金が多い場合、相続放棄や、限定承認など

 の手続きをとることになります)

 

また、資産一覧表を作成する際にあわせて自分の死後に知らせてほしい親類、知人や望む葬儀あり方、自分の過去の軌跡や家族に伝えたい思いなどをまとめておくとそのまま、エンディングノートと

 

して活用することが出来ます

更に資産の財産分与の方法や希望する事柄をまとめると遺言書まで

進めることが出来ます

 

『うちはそんな資産など無いから遺言書など必要ない』と思われる方も多いと思いますが、実は家庭裁判所へ相続関連の相談が18万件弱と10年前の2倍に膨れ上がっています

 

その中でも資産が住居用の土地、建物のみといった場合の争いが

以外に多いのです

 

次回は、相続の争いを防ぐ方法としての遺言書についてお話したい

と思います

 

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